how to wash NICI. NICIの洗い方。

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このページは、ぬいぐるみ愛好家の nuiguru_me が、ドイツのNICIのぬいぐるみのおすすめの洗い方を紹介しているページです。

このページを作ろうと思ったきっかけは、リサイクルショップで売られているNICIのアザラシさんを見つけたことでした。おそらくどこかのおうちの方が汚れてしまったことを理由に手放したのでしょう、シミがついていることから数百円で売られていました。

ぬいぐるみというのは、洗うと驚くほどきれいになります。特にNICIのぬいぐるみは非常に毛の密度が高く、しっかりしたパターンを元に作られているので、洗うのがとても楽なぬいぐるみだと思います。もし、アザラシさんの元の持ち主の方がそのことを知っていれば、手放すこともなかったかも知れないと思うと残念で仕方ありませんでした。

もちろんアザラシさんを手放したのにはまったく別の理由があったのかもしれませんが、ぬいぐるみを洗いたいけれど、失敗したらと思うと怖くて洗えない方は少なくないはずです。そこで、このページでは全国のNICIファンの方に少しでも長くNICIのぬいぐるみたちをかわいがってもらえるように、ぬいぐるみの洗い方を紹介させてもらっています。

なお、このページでのぬいぐるみの洗い方は「いつまでもきれいに! ぬいぐるみのお手入れ」(NHK出版 2012)に多くをよっています。ぬいぐるみの洗い方はもちろん、日ごろのお手入れの方法など、ぬいぐるみをかわいがっている方なら絶対に有益な情報がたくさん書かれている本なので、ぜひ一冊手元に置いておかれるとよいと思います。

上記のような経緯もあって、このページではうちのアザラシさんをきれいにした際の例をもとに説明を進めさせていただきます。

Step 1.

まず、ぬいぐるみを洗う際に用意するものですが、

これくらいでよいと思います。

1 はぬいぐるみを洗おう系のサイトで中性洗剤+重層など、いろいろな組み合わせが紹介されていますが、「セスキ炭酸ソーダ」を使う方法がおすすめです。聞きなれない名前だと思いますが、ぬいぐるみに残っても人体に有害でない成分しか入っていないそうなので、安心感があり、それでいて十分な洗浄力があります。「アルカリウォッシュ」という名前で通販で購入することが可能です。洗おう系のサイトでは柔軟剤を使う方法なども紹介されているかと思いますが、NICIの場合は特に必要なく感じました。

アルカリウォッシュと桶(桶は小さすぎたので、この後別のものにしました)

2・3・4 は、ぬいぐるみのサイズに合わせて用意してください。2 はぬいぐるみに対してやや大きいかなくらいで、大丈夫だと思います。お風呂にお湯をはって洗う方法もありますが、洗浄液を交換するのが手間なので大きめのバケツのようなものがよいでしょう。4 はぬいぐるみの水切り用に使いますので、ちょうどよいサイズをお持ちでなければ(100均のものでいいので)購入されたほうがよいと思います。

5 はぬいぐるみの洗浄・乾燥時の毛並みを整えるために使用するので、新しく購入するか、なるべくきれいなものを使用したほうがいいと思います。どのような種類のものがよいのかについてはWEBサイトにも書籍にも載っておらず困ったのですが、洋服ブラシ売り場でなるべく毛足の柔かそうなものを購入して使用してみた結果、今のところいい感じです。

SW の CB2というもののようです(カシミヤ用と書いてあります)

6 は主に脱水の時に使用します。

Step 2.

ぬいぐるみを洗う前に大切なことは、水でぬらす前にぬいぐるみの状態を確認することです。ぬいぐるみは水で濡らすと見た目が変化するので、しっかり確認しておくことで、洗っている際にどこをどの程度洗うかという基準になります。

うちにやってきたときのアザラシさんは、リサイクルショップからやってきただけあって、写真のように顔に無数のシミがあり、からだにもところどころシミがあり、全体的に黄色がかった状態でした。

顔全体に茶色いシミができてしまっていました
斜めから
からだも黄色がかっていて、ところどころ黒ずんだり、小さいシミが

汚れの確認が終わったら、全身の毛流れを確認しておいてください。ぬいぐるみの体は生地のパーツ毎に毛が落ち着きやすい毛流れがあります。たとえばお腹でも左右で毛流れが逆だったりするので、毛流れを確認しておくと、乾かす際のブラッシング時に参考になると思います。

Step 3.

桶にお湯をはり、洗剤を溶かします。(熱めのお湯1リットルに対して6グラム。)桶はぬいぐるみが余裕を持ってつかるサイズを用意した方が洗いやすいと思います。

最初に用意した桶が小さくて戸惑い気味のアザラシさん

ぬいぐるみに十分に洗浄液を含ませたら、ここでも状態を確認してください。のちのち、きれいになったかの基準となるので汚れている部分の色味を覚えておいてください。

ゆっくりブラッシングしながら汚れを落としていきます。(この際に絶対にもみ洗いなど布同士をこすり合わせた洗い方をしないでください。繊維が傷んでしまって風合いが保てなくなります。)とにかく丁寧に、ペットをお風呂に入れてあげている感覚で、ブラッシングしてください。

洗浄液が汚れたら捨て→取り替えるを繰り返し、全体の汚れが落ちるまで洗います。濡れている状態だと色がわかりにくいので、洗浄液が汚れるか否かもぬいぐるみがきれいになったかを判断する基準になります。

汚れがひどい場合は、大きめの桶に入れて、一晩つけておきます(洗剤の濃度は半分にしたほうがいいそうです)。この際にぬいぐるみが浮かんでこないように濡らしたタオルをかけておくのを忘れないでください。

Step 4.

洗浄液の入った桶の中のぬいぐるみの下に、ザルを入れてぬいぐるみをすくいあげ、そのままザルで水を切ります。

十分に水が切れたら、空にした桶にぬいぐるみを戻し、シャワーヘッドを押し当てるようにして、内側からお湯を浸透させぬいぐるみをすすぎます。

すすぎ終わったら、ザルにのせ10分ほど水を切ります。

Step 5.

脱水は洗濯機で行います。

ぬいぐるみをバスタオルでくるみ、洗濯機の中央に入れます。ぬいぐるみの周りのスペースが空いてしまうと思うので、そこに適当な大きさに丸めたタオルを入れて、脱水時にぬいぐるみが偏らないようにしてください。ぬいぐるみの大きさによっては配置がなかなか難しいかもしれませんが、脱水時には結構な遠心力がかかるので、この作業は十分に時間をかけて行ったほうが安全だと思います。

配置が終わったら、洗濯機の脱水メニューを選び30秒ほど脱水します。

Step 6.

物干し用の網(ネット?)の上で、ぬいぐるみを乾燥させます。乾燥させる前に、洋服ブラシで毛並みをきれいに整えてください。この際、毛流れに沿ってブラッシングすると毛並みを整えやすいです。

物干し用の網の上にタオルを敷いて、その上にぬいぐるみをのせ、時々からだの向きを変えつつ・ブラッシングしつつ、最大で1週間ほど丁寧に乾燥させます。乾燥時間は室温・ぬいぐるみの大きさによっても変わってきますが、乾燥が中途半端だとのちのち心配なので、寂しさをぐっとこらえて乾燥させましょう。

扇風機をあてたり、除湿機があれば除湿機をかけながら乾燥させると早く乾かせるようです。我が家のアザラシさんは35cmだったのですが、除湿機を使って2日ほどで乾きました。通常は4・5日間ぐらいはかかるのではないかと思います。しっかりと乾燥させたら洗濯は完了です。

Epilogue.

では、ぬいぐるみを洗うと実際どれくらいきれいになるのでしょうか。参考までに洗ったあとのアザラシさんの写真をご覧ください。

顔は新品と変わらない見た目になりました
からだもすっかりきれいに

写真で伝わるかどうかはわかりませんが、シミはすべてなくなり、全体の黄色みもなっています。うちにいる新品で購入した(今でもほぼ新品の)アザラシさんたちと比べても、体の色や手触りはまったく変わらない状態にまできれいになりました。

皆さんもぜひ、大切なぬいぐるみを定期的にお手入れしながら末長くかわいがっていただければと思います。このページの方法で50cmくらいまでであれば洗うことが可能だと思います。(さらに大きいコは中綿を取り出す方法の方が安全だと思います。)

また、家庭で落とせなさそうな汚れや、修復が必要な破損などでも、諦めないでぬいぐるみ専門のクリーニングを行っているクリーニング店などプロの方に相談していただければと思います。

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